通信制高校からの指摘

全日制や定時制の高校に通えない状況下にある子供たちの救済の場として、通信制高校の存在が注目されています。
元来は経済的な理由や身体的な障害によって従来の高校の過程では高等教育を受けることが難しい人に対して門戸を開くものでした。
しかし不登校によって全日制高校への進学を断念せざる得なかったり、全日制に通っていても退学で行き場を失ったり、コミュニケーションがうまく測れないといった不安を抱えている生徒を受け皿として期待されています。
その期待に対して現場からは「心の傷を深くしかねない」といった声も出ています。


<体の良いタライ回しといった声も>

通信制高校への入学は、柔軟に対応してくれます。
しかし一人で学習して単位を取得することで卒業の資格を得るそのシステムは、かなりの忍耐と意欲が求められます。
そのため志半ばにして挫折してしまう生徒も多いのです。
全日制高校の受験が難しいからといって通信制を勧めてくる中学校の先生、自主退学を促して厄介払いをし通信制を勧める高校の先生の姿勢に対し、通信制高校の現場は「受け皿としてある種希望を持って入学してきた生徒たちを、更に失望させかねない」として、安易に勧める先生に対してアンチテーゼを呈しています。


<手厚い支援の必要性>

通信制高校は「自力」を大きく求められることから、卒業までの道のりが困難です。
改善に向けた動きもありますが、公立に対してそれを要求するのは無理でしょう。
高い卒業率を誇る私立の通信制高校は、サポート体制がが万全です。
またサポート校との連携がある学校を選択するなど、卒業を目指すための工夫も必要なのです。

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